チャーハン



カッコーの巣の上で 94点



刑務所での
労働を逃れるために
病気を装い
精神病院にやってきた主人公。
自分では
すぐ解放されると思っていたが、
反抗的な態度をとったことが原因で
拘束は長くなっていく。
そして、
脱走することを考えた。


悲しい感じがする
タイトルとは違い、
明るい場面が多かった。
とくに、
釣りに行く場面で
みんなが精神学会の
博士になりきるところがおもしろかった。


はじめは
野球がみたいとか
自分の思い通りにするために
みんなを利用していたけど、
途中からは
退屈な入院生活のなかで
みんなを楽しませるような
存在になっていく。


病院のなかには
ナースステーションがあり
そこから患者に薬を与え、
毎日のスケジュールは
管理されていた。
挙手をしないと
発言させてもらえないセラピー。


病院のスタッフ側と
患者側の違いはなんだろうと思った。
患者側が聞き入れているだけで、
主人公みたいなひとがやってきたら
簡単に崩れてしまいそうな関係。