やきそば

風立ちぬ 98点


零戦の設計者のお話。


はじめの
関東大震災のシーンは怖かった
地響きが
どーんと広がる様子は
人間を襲おうとしている
恐ろしいものの声みたいだった
列車が止まって
街が壊れていても
取り乱すことがない主人公たちが立派だった


主人公の恋人のなまえが
なおこで
病気のため寒い山の病院で
療養しているところなど
ノルウェイの森と似ていると思ったけれど
風立ちぬのほうがすきです


おふとんのなかで
相手の寝顔をみること
頭を撫でてもらうことの幸せ
これは恋人同士に限らず
家族でも同じように愛しいという気持ちになる
そんな誰にでも身に覚えのあるシーンがあったから
考えさせられた


主人公や
主人公が憧れているイタリア人の設計士カプローニは
時代が戦時中だったため
戦闘機の設計もしなければならなかった
そんな彼らが
じぶんたちが設計した戦闘機が飛んで行く姿をみて
このなかの半分も帰ってはこないと言ったことばが印象に残った。
ユーミンの主題歌は
死んでしまったなおこのことを歌っていると思ったけれど
戦闘機に乗っていた特攻隊のひとたちのことのようにも聞こえてきた